コロナ禍に立ち向かう同窓会

同窓生の皆様、新年明けましておめでとうございます。

平素より同窓会活動にご協力賜り厚く御礼申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、県内、国内外で社会生活、経済活動各分野でこれまでに経験したこともない影響と混乱が発生し、国を挙げて様々な対策を講じられてきましたが、まだ終息の兆しは見えておりません。コロナ禍の長期化が予想され「ウイズコロナ時代」の新しい生活様式・社会の変化が求められ、今も県独自の緊急事態宣言の中にあります。

母校も一時クラスターの発生もあり、かなり心配する状況にありました。同窓会活動、様々な事業、代表幹事会、役員会等、全てがほぼ停止している状態のまま一年が経とうとしています。しかし、昨年6月開催予定だった総会は、議案を書面決議書として代表幹事、役員宛に郵送致しました。結果は賛成多数で可決、令和3年1月末の新春大同窓会も中止という返答結果となりました。貴重なご意見等は、代表幹事会では報告致しましたが、会報誌「紫紺」でもお知らせする予定です。

同窓会は大きな時代の変化に直面しています。一昨年60周年事業を執り行い、昨年は中学校が創立10周年を迎えました。しかし、このコロナ禍のため中学校創立10周年行事は延期され、今年10月に執り行われる予定となっております。そのような状況の中、学校内事務局に入ることもままならず、学園管理下のルネサンス１階の事務所をお借りして紫紺会事務局分室とさせて頂く準備を進めております。一方、60周年記念事業を進めるため住所のメンテナンスに力を入れ、60周年記念誌、会報誌、年会費ご案内を最新の住所にて送付することができたため、年会費の納入も順調に伸びております。この流れを加速すべく各学年同期会開催支援を進めていき、コロナ終息後を見据えて同窓生の「絆」が益々強まるような同窓会の基盤造りを図りたいと思います。また、かねてより依頼の多かった終身会費制も新たに導入したオンライン会議による役員会にて検討してまいります。他にも事務局携帯電話の導入や会計システムのクラウド化等、コロナ対応を一歩ずつ進めているところです。

このコロナ禍の中、決算期の変更があったため会長任期が今年3月までということで、「もう1年」というありがたい意見も頂戴しましたが、次の１年を現役員が協力しつつ、新役員へバトンタッチする方向で進めております。会長交代も含め重要な事案も多数あるため第28回通常総会はホテル日航熊本を会場として、令和3年6月26日（土）午後6時より開始し、午後7時から年祝いの会を開催することで準備をいたしておりますが、コロナ感染状況を見ながら決定したいと思います。

コロナ収束後の新しい社会、世の中が大きく変化する時代に、同窓会組織も求める姿の変容が問われておりますが、母校の支援、卒業生の支援は、皆様のご協力なくして成り立ちません。今年も皆様のお力添えをよろしくお願いします。コロナ禍の中ですが、皆様のご健康とご活躍をお祈りしています。

                                                                                              令和３年 元旦

                                                                          　 熊本学園大学付属中学高等学校

　　　　　同窓会紫紺会会長　長野英子